2012年6月30日土曜日

13

徳島の中西部には海が無いかわりに川がある。

吉野川。

昔は子供だけで出かけるなんてのは当たり前だったし、
何だったら、一人で行く事もあった。
中学校に入る前だったか、大阪から来ていた従兄弟とうちの家族とで
吉野川のいつも場所に行った時に、その従兄弟が溺れかけた。
流れの速い場所に行ってしまったとは言え、
運動神経が良いと思っていたそいつがどんどん流されて、
あわやという所を大人に助けられたのだ。
思った方向に進めず、パニックになってしまったのだろう。
一方の僕は、そんな事件には全く気付かず、
すぐ近くをのんびり泳いでいて、後で聞いて驚いた。 

そういう事があるとしばらく川に行く事を禁止されるので、
その夏は川遊びが出来なくてつまらなかった覚えがある。
当時から、学校からは川遊びを禁止されていた気もするので、
堂々と言える話ではないけれど。

小学生の頃は、泳ぐのではなく飛び込むのが楽しかった。

 

通称「高岩」に登っては飛び降りて、また登って飛び降りるを1日中繰り返すだけ。

久しぶりに行ってみたら、思っていたより高くてビックリした。
5mくらいはあると思う。

当時は、人の家に勝手に入って2階の瓦屋根から飛び降りるという
遊びもしていたけれど、親に話したら、どちらも全然知らなかったらしい。

自分に置き換えるまでもなく、そりゃあ、知ってたら止めるもんなあ。

2012年6月29日金曜日

12

関西で「どこ出身?」って聞かれて「徳島」っていうと、
決まって「俺も海に良く行くよ〜」って言われるのだが、
僕が生まれ育ったのは山と川に挟まれたド田舎出身なので、
サーフィン行こうと思ったら神戸のヒトと同じ位、時間がかかる。

夏場のラフティングとかずら橋は結構賑わっているのだけれど、
徳島の山間部って本当に見過ごされがち。
でも、そんな地味な所にも良いものがある。


例えば、美馬町のセルフうどん屋に入ったら、
一宇村の芋と手作りこんにゃくのおでんがさり気なく置かれていたりする。
こんなのをお店の中で見つけると、飛び上がりたくなる。
なんなら、これだけを食べにお店に入りたい位だ。
今日、同じ店に行ったら、普通のおでんの具になっていたから、
季節ものだったんだろう。残念。


山間部の外食産業には、地のものを食べさせてくれるお店が少ない。
地元の人間は、地のものは家で食べ、外ではチェーン店に行く。
マクドナルドやすき家に並ぶ車の列を見た時はショックだった。

数点で良いので、こういう気の利いたメニューを置いてくれる店があれば、
もう少し外食にも足が向くかもしれないけれど、余り需要はないのかなあ。

2012年6月23日土曜日

11

徳島の西部に住んでいる人のほとんどは地元で遊ばない。
遊ばないというか、遊ぶ場所がないから、
香川のSCや健康ランドに行くという話を良く耳にする。
まあ、自分としては、よっぽど用事がないと
SCも健康ランドも頭に浮かぶ事すらないので、
半日くらい時間が出来てしまうと、本当に退屈で仕方ない。

愛媛県までは車で30分くらいなのだが、
行くべき場所を知らないので今まで足が向かなかった。
高知も香川もちょくちょく出向いていて、
そろそろ愛媛も開拓しなくては、いよいよ退屈になってしまうと思い、
いろいろと調べてみたら、それほど遠く無い場所に別子銅山跡を見つけた。

大きな建物が建っていて、炭坑跡の洞窟内を見て回れる別子銅山跡は
肩すかしな定番遠足コース(健康ランド付き)って感じなのだが、
ちょっとビックリするのが、そこから車で25分の東平ゾーン。

 

不思議な空間で、1度で良いから行ってみたらと勧めたくなるので、
「東洋のマチュピチュ」という微妙なキャッチコピーも
的外れではないのかもしれないが、それにしてももう少し無いものだろうか。

途中から道がかなり細くなるのだが、僕が行ったのが祝日で、
時間制の一方通行にされ、別子銅山跡から1時間程かかったため、
ハイシーズンには注意が必要なのもお忘れなく。

2012年6月22日金曜日

10

お隣のうどん県に引っ張られる様に、
ここ数年で徳島の中西部地区にもセルフうどんが定着した。

元々、香川の名店「谷川米穀店」には山を越えれば車で30分程度。
徳島中西部の人気調味料「みまから」は
明らかに谷川のテーブルに常備されているアレなんだから、
文化的にも違和感が無いと言えば無い。

僕が個人的に徳島中西部さぬきうどん(?!)で1番だと思っているのが、
貞光町のゆうゆう館横を少し下ったセルフうどん。




宮武ファミリー系の天ぷらも食べられるハード系が楽しめる。 

ただ、この辺りは、関西と讃岐のうどん文化が入り交じっていて、
その要素を都合良く取り込んでしまった駄店も多いので、
詳しいヒトに聞いてお店を選ぶべきなんだけれど、
近隣住人に関しても、関西と讃岐の評価軸が入り交じっていて、
押すお店が全然違うから、門外漢はヤケドしやすい。

関西方面から讃岐うどんを食べに車で来る場合は、
美馬インターチェンジで降りて山頭トンネル超えるルートも有力だから、
高速を降りた辺りの徳島讃岐うどんの店に寄るのも面白いと思うのだけれど。

2012年6月21日木曜日

9

仏生山温泉しかり、「香川は楽しい」と思わされる理由の一つがこちら。

 

運営されている方がLabel Creators出身だという事を聞いて、
白雪ふきんのリブランディングが好きだったので、
初めて伺った時はかなり期待して行ったのだけれど、
その期待の遥かに上をいく空間で、「田舎だからこそ出来る事」という
ポジティブで力強い想像力と週末には子供の声が辺りに響き渡る
地域へのとけ込み具合に、やはり時間が出来ると出かけてしまう。

古いカーナビでも、母体である「山一木材」を検索すれば直ぐ見つかるので安心。

2012年6月19日火曜日

8

退屈な僕の四国徳島生活だが、香川の仏生山温泉は別。

 

文庫本を持込んで、露天風呂でつまみ読みするから、いつも1人。
これからの季節は低温の露天が最高だろうな。

入り口から風呂まで続く畳敷きのスペースがまた気持ち良い。
ここで一服したいから長風呂するという、良いルーティン。

毎日でも通いたい位だけど、車で1時間ちょっとかかるので、
なかなか行けないので、僕も近くで温泉掘り当てようかな。
(お父さんが温泉を掘り当てた事を期に帰郷した元みかん組の方が作ったそうです。)

2012年6月18日月曜日

7

今夜も家の外でパソコンを触っている。
昼間はかなり暑くなってきたけれど、台風の影響もあってか、
ぐっと気温が下がってくれたので、本当に過ごし易い。

先日も書いた通り、徳島に居ると車ばかりだけど、
街中にいれば、この季節くらいまではスケートで移動するのが気持ち良い。

近く(とは言え、車で8分位)に小さなパークはあるけれど、
ガシガシとトリック決める事は出来ないので、
たまに遊びにいっても気後れしてしまう。

ある日、堤防沿いに、何とも気持ちの良いスロープから続く
緩やかな坂道になった直線を見つけた。



そう、こんな雰囲気が似合いそう。

それにしても、JASON LEEと息子さんの雰囲気が堪らない。

2012年6月17日日曜日

6

踊る阿呆でも見る阿呆でもないけれど、阿波踊りは好き。

学生時代は「日本のラブパレードだ!」みたいなはしゃぎ方をしていたけど、
阿波踊り終わりで帰れなくなって入ったクラブでは、
スピーカーから出るベース音が物足りなく感じてしまったのだから
あながち間違いではないと今でも思っている。

街が揺れて、下腹にグイグイくる感じ。


あの久保田麻琴さんが「ぞめき」というCDをリリースする程だから、
僕如きがとやかく言うのも滑稽だと思うけど。

因に、今まで話しているのは徳島市の阿波踊りで、
近くの池田町の阿波踊りには子供の頃以来、行った記憶が無かった。

そんな所に友人から、昨年、久保田さんがお盆の池田町に来られ、
阿波踊りを非常に楽しまれていたという話を聞いたので、
ミーハーな僕は気になってしょうがない。

「街全体で阿波踊りをしている雰囲気」と評されていたと聞いた。

とりあえず、今日はharry & mac のRoad to LouisianaをBGMに出かけよう。
梅雨の合間の晴天が気持ち良い一日。

2012年6月16日土曜日

5

こちらの友人によると「徳島はクラウンとプリウスしか走っていない」との事。
来徳経験のある方から「いや、軽自動車が一番多くない?」
 という突っ込みが聴こえてきそうだが、友達に代わって言わせてもらえば、
 「徳島県民にとって、軽自動車はカバンみたいなもんやからノーカウント」。

これ、あながちハズレな訳では無く、
徳島は糖尿病死亡率がぶっちぎりのワースト1で、
その原因の一つが車への依存、極端に言うと、
車に乗らないと醤油や砂糖さえ買いに行かないという事らしい。

確かに、実家からだと徒歩で30分歩いても自動販売機しかないな。

2012年6月15日金曜日

4

6月になると鮎漁が解禁され、食卓にも並び始める。
近所の人が漁に出て、売るには小さい物をどっさりと分けてくれるからだ。

小学生の頃は、知らないおっちゃんが「お父ちゃんかお母ちゃんに渡しといて」
と名乗らずに発砲スチロールを置いていく事が多々あったが、
僕が何も言わなくても「ああ、○○さん、鮎漁いっとったんや」
と母親なんかは一人で納得していたものだ。
因に、秋には松茸で同じ様な事が起こる。

先日、池田町のきせるにお邪魔した時に食べさせてもらったのは、
鮎料理の中でも、ちょっと面白い一品。

 

小さな鮎は唐揚げにする事で、丸ごと骨まで食べられて美味しいのは勿論、
この右上にある「たで酢」というのが美味しかった。
あの、「蓼食う虫も好きずき」のタデである。

持ってきてくれた方は、家の直ぐ下で鮎が採れると言っていたので、
夜になると、川の音が一段と大きく聞こえるのだろう。
うるさくて寝られないと言う人も居るみたいだけど、
僕はあの音を聞くと落ち着くので、すごく好きだ。

2012年6月14日木曜日

3

先日、家族に来客があったので、外でバーベキュー。

その流れで、その日は寝る為に部屋に入るまで、ずっと外。
敷地がそこそこあって、周りからの視線も気にならないのが田舎で、
何だったら、そこしか良い所が無い位。
日本家屋は建坪の割に各部屋が窮屈なのでね。

ここ最近は、食事するのも本読むのもお酒呑むのも、
テレビ見るのも(液晶の小さいヤツだから、片手で外に移動!)、
帰ってから寝るまでの殆どは外で過ごす様にしている。

Juniper RidgeのWhite Sage スマッジスティック

そこには、先日買ったホワイトセージが何だかしっくりくる。
お香の強い匂いとは全く違う。

体や空間のエネルギーを浄化できるとインディアンが好んで使っていたそうだが、
ゆっくりと火をつけ煙と香りを浴びる時間は、昔、たき火をしていた時を思い出す。

今はこの辺りでも、外で火をおこすと、すぐ警察が来ちゃったりするけど、
僕が子供の頃は、畑のすみでゴミを良く焼いていた。
多分、3mくらいは火が高く上がっていたと思うけど、
火を操っている感覚が何とも好きだったのを覚えている。

今考えてみると、あの頃も子供がゴミ焼くのはダメな事だったんだろうけど。

2012年6月13日水曜日

2

田舎に戻ってきて驚いたのは、産直店舗の賑わい。
これまでは、たまに帰ってきても、お店の前を通るだけで、
興味を持てずにいたのだけれど、仕事の関係で行く機会が増えたおかげで、
お客さんが絶えず出入りしていて、常連さんが多い事を知る事が出来た。
お年寄り同士がふれあうサロン的な役割が感じられる。
更に、退職後に少しだけ農業をしている人が
生活に張り合いを持つ為に農作物を出品する姿も多い。

野菜・総菜・ケーキから米や豆類、そして工芸品まで、
何でもある様に見えるのだけれど、
絶対に見つからないのが、ハンドメイドの日用品。

田舎の特徴の一つが、大型ディスカウントショップの乱立で、
一つの町に3〜4種類のドラッグショップ・スーパーが必ずと言っていい程ある。
非常に退屈だ。

洗剤から石鹸まで、わざとらしい「いい匂い」が沢山売られていて、
しばらくは色々と選んで使ってみたけど、良い気がしない。


先日、大阪に行った時に友達が作っている石鹸が売られていたので飛びついた。


京都のSOAPHEADS。

何より作っている人が良いから選んでしまう。

田舎こそ、商品を作った人を信頼し、買い物すると思っていたけど、
ドラッグストアではダウニーが大量に売られていて、
ある意味、アメリカ化してるな、と思わされ、
そして、アメリカも田舎は退屈なんだろう、と夢から覚める。

2012年6月4日月曜日

1

生まれ育った田舎にベースを移して6ヶ月。
巷では地方の素晴らしさを唱うメディアの多い事。
確かに、雑誌なんかに目を通すと、
登場する方々の生活の美しさに憧れすら感じる。
でも、田舎にも色々あって、僕はというと、
まあ、退屈な毎日を送っているのです。

今居る徳島県三好郡というのは、徳島の中西部。
簡単に言うと、山と川に挟まれた狭い平地。

昔から海が遠いのが本当に残念だったけど、
関西に住み始めてからは、徳島=サーフィンという先入観が濃くて
「徳島って言っても、山と川しか無いですよ〜」なんて答えてしまうと、
相手はバツの悪そうな顔をするのでコチラも気まずい。


いっそ、山の中なら70年代のボールダーに集まった
クライマーの如き暮らしも良いと思うけど、
線路沿いなので、今ひとつ、慎ましやかな美しい生活というのが似合わない。
せっかく近くの小学校が廃校になって、地域が高齢化しているという、
ある意味、憧れの田舎暮らしの条件がそろっているのに。

グラントリノのイーストウッドみたいな雰囲気はどうかというと、
刈る芝もないし、デッキが無いからチェアーに座ってパイプもふかせないし、
農業研修生として来日している中国人はいてもモン族の移民は見当たらないし、
何よりも肝心なグラントリノじゃなくって、親父のお下がりのクラウンだから、
その無駄に大きな図体に狭い田舎道ではイライラしてしまう事も多い。


まあ、家の側に畑があって、採れたて野菜が
毎日、タンマリ食べられるのは悪く無いけれど。