お隣、半田町には半田そうめんというのがある。
東京や大阪の大型スーパーに行けば1種類は並んでおり、徳島を代表する名産品の一つだ。
始めての人は「ひやむぎ」みたいだと良く言うが、
それ位、麺が太いというのが特徴だ。
実際、JAS規格でそうめんと呼んでいいのは直径1.3mm以下で、
それ以上、1.7mmまではひやむぎという事になっている。
因に1.7mm以上はうどんという事になっているそうだ。
つまり、「半田そうめん」を「ひやむぎ」と言われても
頭ごなしに間違いとは言えないという事になる。
半田町には飲食店としての半田そうめん屋が無いというのも
昔から、非常に不思議に思っていた。
各社、原材料にこだわるが余り価格が下げられず、
飲食店には向いていないという話を聞いた事がある。
仙台の牛タンや高知のよさこいと同じで、
作ろうと思って作ったご当地名物の一つだと思う。
そう聞くと、がっかりする人も少なくないだろうが、
名ばかりの名産品なのかと問われるとそうではない。子供の頃から、半田そうめんは良く買っていたし良く頂いた。
買う時も箱単位だから、実家では在庫を切らした事が無い程で、
実際、今晩もみそ汁の中に入っていた。
東京に出て暮らす友人の結婚式に行ったら、
特別メニューとして半田そうめんが出てきた。
こちらの人間なら、「ひやむぎ?」と言われたら、
即座に「半田そうめん!」と訂正するし、
全く別ものだと熱弁するだろう。
理由は「半田で作られているから」。
地元で愛される、疑う余地のないソウルフードだ。
雰囲気の良い籠に入った北室百扇の半田手延めんは、
太くし過ぎて「そうめん」と表記出来ない 。
でも、僕たち徳島県民の中では「半田そうめん」。
10月頭のササヤマルシェに持っていきます。





