2012年9月29日土曜日

37

お隣、半田町には半田そうめんというのがある。
東京や大阪の大型スーパーに行けば1種類は並んでおり、
徳島を代表する名産品の一つだ。

始めての人は「ひやむぎ」みたいだと良く言うが、
それ位、麺が太いというのが特徴だ。
実際、JAS規格でそうめんと呼んでいいのは直径1.3mm以下で、
それ以上、1.7mmまではひやむぎという事になっている。
因に1.7mm以上はうどんという事になっているそうだ。
つまり、「半田そうめん」を「ひやむぎ」と言われても
頭ごなしに間違いとは言えないという事になる。

半田町には飲食店としての半田そうめん屋が無いというのも
昔から、非常に不思議に思っていた。
各社、原材料にこだわるが余り価格が下げられず、
飲食店には向いていないという話を聞いた事がある。

仙台の牛タンや高知のよさこいと同じで、
作ろうと思って作ったご当地名物の一つだと思う。


そう聞くと、がっかりする人も少なくないだろうが、
名ばかりの名産品なのかと問われるとそうではない。

子供の頃から、半田そうめんは良く買っていたし良く頂いた。
買う時も箱単位だから、実家では在庫を切らした事が無い程で、
実際、今晩もみそ汁の中に入っていた。
東京に出て暮らす友人の結婚式に行ったら、
特別メニューとして半田そうめんが出てきた。

こちらの人間なら、「ひやむぎ?」と言われたら、
即座に「半田そうめん!」と訂正するし、
全く別ものだと熱弁するだろう。
理由は「半田で作られているから」。

地元で愛される、疑う余地のないソウルフードだ。

雰囲気の良い籠に入った北室百扇の半田手延めんは、
太くし過ぎて「そうめん」と表記出来ない 。

でも、僕たち徳島県民の中では「半田そうめん」。
10月頭のササヤマルシェに持っていきます。

2012年9月10日月曜日

36

日曜日に三野スケートパークに行ってみると
15人くらいの人が集まって、思い思いに遊んでいた。

ここに来るとかなりの確立で会える人間の一人、
タロウはこの場所でスケートが出来る様にと
10年程前に声を上げた奴なのだが、
また、来年に向けて大きな事をしたくて動き始めたみたいだ。

神戸や大阪でよく呑み歩いていた時、
いつも会うけれど連絡先を知らないという知人が沢山居た。
クラブに行くのもバーに行くのも、
誰かを誘ってというのはほとんど無く、
現場に行けば人が人を紹介して広がっていった。
紹介してくれた奴の連絡先も本名も知らないのに、
そこから繋がった人とは仕事までする事になるとか、
なんせ街は面白い。

もう4・5回会って、色々と話し込んだりもしているけれど、
タロウの連絡先も本名もまだ知らない。


ランプの高さが伸びていたのが、現在進行形なココを物語る。

良い場所だ。

2012年9月6日木曜日

35

一二三のてるみちゃんに教えて貰ったのが最初。

脇町にある茶の小町は古民家そのもの。
座椅子に座って庭を見ながらゆっくりとお茶が飲める。
一人で行ったら必ずうとうとしてしまう位の空気感。


季節的に滑り込みセーフなスムージーの上には
入り口への導線横に生い茂っているミントが乗っていた。
ミントの隣りには青じそが、これまたわっさりしている。


僕が通っていた高校の直ぐ側にできたカフェを
神戸在住の歌い手さんから聞くのだから、
田舎の情報網はアテにならないし、面白いなあ。

2012年8月31日金曜日

34

阿波踊りの季節が終わった。


10代の後半、音楽を狂ったように聴き始めてからは、
阿波踊りは、それまでとは全く違った。

あんなに図太いドラム&ベースは、
20代半ばに訪れたロンドン以外では経験した事が無いし、
何より、街の至る所で、様々なグループが移動しながら
それぞれの音楽を奏で踊る様子はブラジルを連想させた。
行った事はないけれど。

TBSラジオの人気プログラム「ウイークエンド シャッフル」にて
ダンスミュージックとしての日本の祭が特集されたのだが、
そのトップを飾ったのは「苔作」。

自分の10代の頃の思いが、久保田麻琴さん経由、
大石始さん発信で、池田阿波踊りのイベント直前に全国へ。

今年も良い夏だった。

2012年8月24日金曜日

33

池田の銀座通りと言っても、もう、アーケードもない。
修繕より撤去を選んだそうだ。

古いものが無くなるのを悲しんだり、
歴史ある建物を「商品価値がある」ものと言う若い世代は多いが、
何でもかんでも創業○○年という文句の空々しさと
現実的にある費用対効果を考えると、変化は必然だとも思う。
その中で、残せる物は残す事で、街として息づくのではないだろうか。

今回のCURATION STOREの会場を
宮田醤油にさせてもらったのはそこが理由だった。

お客様からは「醤油屋って聞いてたけど、思ったのと違う!」
という驚きと、期待を裏切られて更に面白さが増したという
リアクションが返ってきて、してやったり。

古民家であるスペースきせると一緒に企画を行ったワークショップでは、
モダン建築の宮田醤油から寂れた街角を経て旧家を巡り、
そこら辺では阿波踊りの花あつめが行われているという、
時空の旅とも言える、ちょっと不思議な時間が個人的には楽しめた。

と、まあ、そんなにややこしく言わなくても


八千代の中華そばを食べるだけで良い。

池田の過去から現在。

食は偉大だ。

2012年8月20日月曜日

32

阿波踊りのある日の昼間には、
様々な蓮が商店を回り、踊りを披露する。
花あつめと言われる、昔からの習わし。
踊ってもらった商店はお包みやお酒、飲み物を渡すのだ。

CURATION STOREにも、いくつかの蓮が来てくれた。


店内で踊る。

偶然居合わせたお客さんも、何ともたまらないといった顔。
嬉しいとか楽しいとか感動したとかでもない、始めての感覚。
勿論、我々も同様。

WORKSHOPで街歩きをしている最中も
花集めや出陣の儀式に出くわしたりで、それもまた一興。

夜だけの為に街に出てくるのは勿体ない。
勿論、駅そばの公園で時間をつぶすだけなのも勿体ない。

あの、街の雰囲気が"ぞめき"なんだろうな。
体験しないと分らない。

2012年8月19日日曜日

31

B.W.C.クルーがせっかく関西からやってきてくれたので、
8時前から車で観光に。

吉野川にかかる生活用の徒歩専用吊り橋から始まり、
百年蔵で骨董品を観てもらったところで、
昼飯を何にしたいかで3つのコースを立ててみた。

1.かずら橋に行って、近くの祖谷美人の外の席に座り、
 祖谷蕎麦とでこまわしとあゆを食べてもらい、
 小便小僧方面を回り、祖谷温泉を紹介して池田へ。
2.かずら橋に行ってゆっくりしてから、
 west westに戻りにし利でとくしまラーメンを
 食べてもらい、池田へ。
3.猪ノ鼻峠から香川へ入り、
 山内を起点に2-3件讃岐うどんを巡り池田へ。

結局、前日から希望のあったとくしまラーメンへ。
それにしても、オープン時間である12時までに池田に戻る、
という限られた条件ながら、少し考えただけで、
これだけ多様な選択肢が浮かぶとは!


祖谷のかずら橋は渡らず。
奥の滝とその下の河原でおっさん達がはしゃぐ。
苔むした岩壁から生える
力強く美しいグリーンにも興味津々。

時間があれば通り道にあった
ローカルスーパー「歩危マート」も案内したかったけれど、
選ばないといけない程、行くべき場所があるというのは
ちょっと贅沢な感じだなあ。